Container House Project

2020-

006
005
Concept
多用途に対応可能な移動式コンテナハウス

2020年に建てられたRed Containerを元に、店舗、宿泊施設、タイニーハウスなど様々な用途への活用を試みた。Red Containerは、長野県佐久地域の信州カラマツの魅力と可能性を発信するため、用途はイベントスペースとして建てられた。床面積9.9M2、約2.3x5mの大きさで、鉄骨土台の下に鉄のパイプを入れ4tトラックで移動することができる。お祭りやイベントの他、オーダーメイドでアレンジし、店舗・離れなど様々な用途に活用することも可能。

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© Ph. takeshi noguchi / Drawings, Tono Mirai architects

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red container_アクソメ図
地域の素材や職人技を見せる場

Red Containerでは、長野県産材の信州カラマツが使われており、針葉樹の中では比較的強度があるものの、反りやねじれが大きくこれまで建材としてあまり使われてこなかったが、乾燥・加工技術が進みその懸念が解消されたことで、今後様々な用途で活用が期待される。信州カラマツは美しい赤色と木目が特徴で、アクセントとして一部、地元長野で採取した土による土壁も使われ、空間の雰囲気を和らげている。3次元的にねじれた屋根が特徴で、地元の大工による手刻みの木組みや、左官による土壁、木工職人による手作り家具や建具など、匠の技が光る。

Container House Projectでは、各地域の素材を用い、地元の職人による手仕事の技を見せる場にもなっている。

Container House__平面図(plan A-D)_008_250123_ページ_3
Plan A
店舗・休憩所

カウンターとシンクが付いており、店舗や休憩所、ビジターセンターなど様々な活用が可能。

 

 

 

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Plan B
宿泊-ベッド・ミニキッチン

ミニキッチンとシングルベッド一台を設置し、一人用の宿泊部屋や住宅の離れとして計画された。

 

 

 

 

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Plan C
宿泊-ベッド・WC・シャワー・ミニキッチン

ミニキッチンやシングルベッドのほかに、トイレとシャワールームなどの必要最低限の水廻りの設備が付いており、ここでの暮らしが可能となる。

 

 

 

 

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Container House__平面図(planD)_002_250203
Plan D
宿泊-土の寝室

当事務所が設計提案した「空和」をContainer House Projectにおいても納まるよう計画した。

景観と一体となる建築 / 左官 / サスティナブル / 自然素材 / 職人技 / 土壁 / 伝統的木組 / 木造建築

主用途 — イベントスペース・店舗・宿泊・住居等
建築面積 — 9.91㎡
延床面積 — 9.91㎡
階数 — 地上1階、可動
構造 — 木造在来工法
設計 — 遠野未来建築事務所
構造設計-参創ハウテック
素材-現場に合わせ、スギ・ヒノキ・カラマツなど地場産の製材と丸太を使用

価格について:

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